「大和屋で宮古島工房うむくとぅ展」開催までの物語 vol.3

皆さま、こんにちは。「宮古島工房うむくとぅ」主宰の東郷澄恵と申します。

令和4年3月26日から3日間、東京神田神保町の老舗「大和屋履物店」さんにて、初の展示会を行う運びとなりました。どうぞよろしくお願いいたします。

「大和屋で宮古島工房うむくとぅ展」が開催されるまでのものがたり。“うむくとぅ”っていったい何?そんな皆さまの疑問にもお答えしたく、少々長くなりますがお付き合いいただけますと幸いです。

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第五章 ルリエさんとのご縁

多くの方に知っていただくためにどうしたら良いのか・・・

展示会を行うにしても、ただ反物を持ってうろうろしても仕方がない・・・

さてどうしたら良いものか・・・うむくとぅがまだまだ足りていません。

そんな矢先、続いてのターニングポイントが訪れます。

企業勤め時代の友人で、現在、「ルリエ着物シェア」さんの代表である辻田淑乃さんとのご縁です。

辻田さんも和装文化を繋ぐ想いで企業勤めの後に起業、着物レンタルのビジネスをされています。お誘いをいただいて4月にルリエさんのオンラインイベントに参加した後のことでした。

次のオンラインイベントで宮古の織物のご紹介をしてはどうか、とご提案を頂いたのです!7月に実施となりましたそのイベントでは、織物のご紹介のみならず市場調査も兼ねていただき、本当に有難い機会となりました。オンラインイベントに向けて様々ご相談をさせていただく中、宮古の織物を知っていただくための仕組みをブランドにしたら?とご提案もいただきました。

そして「宮古島工房うむくとぅ」の発想が生まれたのです。

その仕組みとは・・・私が1人の織作家として活動する流れに併せて島の方々の作品を一緒にお披露目させていただく。そしてお客さまの声が直接産地に届き、産地もお客さまも双方元気になる、そんな仕組みです。辻田さん、本当にありがとうございました。

織る人目線に加えてお客さま目線の発想は、企業勤め時代にCSのお仕事も担っておりましたので、その経験がきっかけになりました。併せて商品ブランド立上げ〜育成のお仕事にも企業勤めで関わったことも想い出しつつ・・・だんだんイメージが固まってきました。

第六章 人の輪の広がり

オンラインイベントの後、島の織り仲間の皆さんに少しずつお話をして回りました。織る人とお客さまが元気になるブランド作りに共感してくれる仲間の輪が、島の中で徐々に広がっています。共感して一緒に共同工房で織ってくださっている皆さんや、反物を出展してくださった方々に支えて頂き感謝に尽きます。今回のこの活動の背景には、実は島で織に関わる重鎮の方々に、有難い後押しを頂いています。

そして、この活動について端唄の師匠で和装愛好家である企業勤め時代の旧友、北條聡子さんにもご相談しました。和装知識に乏しい私にあれこれ手取り足取り教えていただき、忙しい合間を縫って様々なイベントに同行してくれ、関係する方々にご紹介して頂きました。その北條さんにご紹介いただいた「平山留美きものサロン」平山留美さんに、今回早速お仕立てのご相談などをお願いする運びとなっています。平山さんは37年のご経験で着物仕立て一筋、国家検定一級技能和装士という素晴らしい資格の持ち主の方で心強い限りです。

関わって下さっている皆さま、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

第七章 島の皆さまの思いと共に一歩進みます

地域の伝統工芸の悩みのひとつに販路の難しさが在ります。そして和の文化・着物の文化の未来がどうなっていくのかも、課題のひとつです。それらに向き合うべく、小さな離島で技術を守り続けている方々の大きな期待と共に、日本の美しいアイデンティティを次世代につなぐ新しい一歩を踏み出します。

たくさんの方々に支えられながら文字通り知恵を絞って辿り着いたブランドのお披露目がいよいよ今週末となりました。

十字絣を含む反物の展示はもちろんのこと、今回下駄の花緒のみならず、手ぬぐいやバックなど、様々なコラボレーション商品もお披露目となります。開催に向けた準備、細々とした作業は本当に多岐に渡りました。いつも影で支えてくれて私の我儘に笑顔で付き合い、週末を返上して手伝ってくれた夫に、心から感謝しています。

「大和屋で宮古島工房うむくとぅ展」が開催されるまでのものがたり。お楽しみいただけましたでしょうか。最後になりますが、大和屋さんには会場提供に加えSNS整備や動画制作、コラボレーション商品開発など、本当に本当に多岐に渡るご協力をいただきました。船曳竜平さん、そしてチームの皆さまに心より感謝しておりますと共に、これからのご縁もとても心強く、楽しみにしております。

追伸:苧麻入りブレンドハーブティーもご用意しており、展示会場では試飲も検討しております。このハーブティー、実は織仲間の休憩時間に飲み始めたお茶です。苧麻がかつては食用だったお話を聞いて、ブレンドにしてみたら美味しいこと!宮古の織物を広く知っていただきたい想いで手作りしています。ハーブティーで島の太陽と風を感じていただけましたら、重ねて幸いです。

宮古島工房うむくとぅ主宰 東郷 澄恵

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コメント1件

  • 井上典子 より:

    感動的なお話しでした。展示会、伺いたいと思っています。

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